北海道樺戸郡月形町字月形
札沼線 石狩月形駅
石狩月形駅 - Wikipediaいよいよ本日5月6日は
札沼線北海道医療大学~新十津川の営業最終日となりました。
明日からは
廃線、
廃駅となります。営業列車の来ない静かな最終日は異例ですね…
次回の記事からは、現役の
駅ではなく
廃駅としての紹介となってしまいます。
さて、月形町の中心駅である石狩月形駅は、今回の廃止区間の中で唯一の直営駅で、終日駅員が配置されていました。
石狩月形~新十津川は、
北海道最後のスタフ閉そく方式で、その受け渡しの光景は貴重でしたがそれも見られなくなってしまいます。
日高本線鵡川以南が廃止となった後、静内の指令センターが廃止となれば、苫小牧~鵡川間の閉そくはスタフ閉そくが最もローコストだと個人的に考えているのですが、復活はないでしょうか…
今回2018年夏と2019年冬の2度訪問した写真を掲載しています。
雪のある景色と無い景色の両方をご覧下さい。
続きを読む から本記事です。
【2018年6月23日訪問】
この時は車での訪問の為まずは
駅外から。
手動レバーがそのまま取り付けられているタイプはあまり見られなくなりました。

丁度浦臼行列車が進入してきました。
スタフの受け渡しを後ろからマニアさんが撮影しています。

この時は交換は無く、すぐに列車は発車して行きました。
駅前です。
駅前道路は道道石狩月形停車場線。
北海道にいくつかある、
駅があった名残となる道道名です。
駅舎全景です。
歴史ある木造
駅舎、というタイプではなく、
北海道の一戸建てのような素朴な駅舎です。

駅舎内部です。
窓口は休憩時間以外終日開いていますが、石狩当別から派遣された駅員1人で運営しているため、ホームに出ている際は無人となります。

暖かなストーブの周辺ベンチや畳敷きの座敷が配置されています。

運賃表と窓口周辺。

時刻表です。
極めて少ない本数となっていますが、当駅終着の列車があるため実質もう少し多くの列車が発着します。

改札口に掲げられた両方面への発車案内。

入場券を購入し、駅構内を見ていきます。
ホームは一面2線の島式ホームです。
駅舎からは線路を2本を跨ぎます。

浦臼・新十津川方面です。

石狩当別方面です。
出発信号機が2番、3番ということは、事業用車両が停まっている錆びた側線は本線1番なのでしょうか。

味のある手書きの方面表示。
札幌直通の列車はありませんが、昔の名残としてそのまま残っています。

ホーム側から見た駅舎です。

改札口に取り付けられた駅名看板は味のある書体です。

縦型駅名標と一枚。

最後に駅名標と一枚。
【2019年12月8日訪問】
続いて場面は変わり冬の石狩月形駅です。

個人的に石狩月形駅は冬の方が素敵な景色だと思います。
人それぞれですが。

雪が積もった駅舎です。

屋根からは氷柱が垂れ下がっています。

一日一本の新十津川行の改札表示を収めました。

アップでも一枚。

線路踏面よりも高く積もった雪。

方面表示と一枚。

石狩当別行列車が入ってきました。

新十津川行と石狩当別行が並ぶ光景は一日一度だけ。
撮影に降りる人も多くいました。
札沼線で活躍したキハ40はどうなってしまうのでしょうか。

私もスタフの受け渡しを記録しておきました。

先程とは反対側から並びを撮影。

キハ40を切り抜いて一枚。

列車が去り、駅舎に残ったのは私だけとなりました。

次は浦臼行まで暫く時間が空きます。

前回撮り忘れていたのがコチラ。
古いクリスタルエクスプレスの広告が、何故かずっと残されていました。
このクリスタルエクスプレスも役目を終え、その後この駅舎も役目を終えることとなりました。
当たり前のように月形町に列車で訪れることが出来たのは、
札沼線のおかげでした。
車を持たない道民にとって、観光で訪れるきっかけになるのは列車でした。
冬の円山からの景色や、偶然巡りあった美味しい喫茶店などの思い出が頭を過ります。
列車が無くなった今、気軽に行くことはできなくなり非常に残念です。
明日からは路線図から消えることとなりますが、もう少し
札沼線に思いを馳せつつ新十津川まで更新していきますのでお付き合い下さい。
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